フリースクール「みらいの樹」はどんな場所?大切にしている3つのこと

「学校に戻すための場所」だけではありません
フリースクールを探している保護者の中には、「学校に戻れるようにしてくれる場所を探したい」という方もいれば、「今は学校以外の場所で、その子らしく過ごしてほしい」という方もいます。どちらの気持ちも自然なものです。
みらいの樹が大切にしているのは、最初からゴールを一つに決めないことです。学校に戻る、別の学び方を選ぶ、好きなことを深める、人との関わりを少しずつ増やす。子どもの状態や希望によって、次の一歩は違います。その一歩を自分で見つけられる土台をつくるために、私たちは「PLACE・EXPLORE・CONNECT」という3つの考え方を大切にしています。
1.PLACE|まず、安心していられる「第三の居場所」
何かに挑戦するためには、まず安心が必要です。「今日は何をやるの?」「勉強しなければいけない?」「誰かと話さないといけない?」という緊張が強い状態では、新しいことに向かう余裕は生まれにくくなります。
みらいの樹では、学校でも家庭でもない“第三の居場所”として、「ここにいてもいい」と感じられることを大切にします。最初は活動に参加せず見ているだけでも、一人で過ごす時間があっても構いません。安心できる人や場所ができてから、興味や挑戦は少しずつ生まれてきます。
2.EXPLORE|「好き」から始まる探究
次に大切にするのが、子どもの興味です。アート、工作、ICT、ゲーム、自然、生き物、乗り物、動画、音楽——何に惹かれるかは一人ひとり違います。「これが好き」「ちょっと気になる」という気持ちから、調べる、作る、試す、工夫するという探究が始まります。
みらいの樹では、教科の枠だけに学びを閉じ込めません。ものづくりの中に算数や理科があり、ICTの中に情報活用や表現があり、作品について話す中に国語やコミュニケーションがあります。好きなことを入り口にしながら、必要なときに必要な学びと出会える環境をつくります。
3.CONNECT|作品や活動を通じて社会とつながる
安心できる場所で興味を深めた先には、誰かに見せる、話す、一緒に作る、地域に出る、といった新しいつながりがあります。ただし、「友だちを作ること」や「集団に慣れること」を急ぎません。
作品が会話のきっかけになったり、自分の得意なことで誰かを手伝ったり、地域の人から感想をもらったりする。そんな“目的のあるつながり”を大切にします。将来的には展示やイベント、販売など、子どもが社会の中で「自分の作ったものが誰かに届く」経験へ広がることも考えられます。
子どもによって、始める場所は違っていい
PLACEからゆっくり始める子もいれば、初日から工作に夢中になる子もいます。興味のある活動には参加するけれど、人との会話はまだ少ない子もいます。同じ順番で成長する必要はありません。
私たちは、「何ができるようになったか」だけではなく、「自分で選べた」「今日は少し長くいられた」「初めてスタッフに質問できた」といった小さな変化も大切にします。子ども本人が、自分の変化を自分のものとして感じられることを目指します。
見学は「入会を決める場」ではなく、「合うか確かめる場」
Webサイトの記事を読んでも、その場所の雰囲気までは完全にはわかりません。だからこそ、みらいの樹では実際に空間を見て、スタッフと話し、可能であれば活動の様子に触れてもらうことを大切にしています。
「今すぐ通えるかわからない」「子ども本人が見学に行けるかわからない」という段階でも構いません。まず保護者だけで情報を集めることも、一つの準備です。お子さんにとって、みらいの樹が選択肢の一つになりそうか、一緒に確かめていきましょう。


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